実施の目的
昨今,Bluetooth SIG によって策定されている新しい規格としてBluetooth Low Energy(BLE)が注目を集 めている.スマートフォンをはじめとするあらゆる機器において対応が進められ,O2O や M2M ソリュー ションにおける主要な近距離無線規格として各所で開発や実験が行われている.一方で,実際に BLE 対応 デバイスを多数設置して,広く実験や開発を実施できるのは,ごく一部の大企業や研究機関に限られている という現状がある.そのため,BLE 対応デバイスに力を入れているハードウェアベンダーと日本 Android の会が支援する個人のスマートフォンアプリ開発者(Android のみならず iPhone アプリも含む)やソフト ウェア開発会社との接点は,未だ未開拓であり,お互いに広く開発やデバイス開発の知見を共有する場が存 在しない.そこで「Open Beacon Field Trial」では,ハードウェアベンダーから BLE 対応デバイスの提 供を受け,それを日本 Android の会のイベント会場に広く展開し,誰もが自由に BLE 対応デバイスを利用 可能なオープンな実験場を提供し,自由な発想の基でアプリ開発者やハードウェアベンダーが互いに切磋琢 磨できる場を作り出すことを目的とする.
これによって,国内のハードウェアベンダーとアプリ開発者の質が向上し,O2O,M2M 技術において日本 の技術者が国際的に活躍できることを目指す.
OBFT企画委員会