LT
■LTトラックでは、最初に東北放送株式会社の吉田信也様に公演頂きました。まず震災時の実態を元に、その時何が起きたか、どういった問題が起きたのか、何が必要だったのかというお話を頂き、それに関わる「メディア」という立場からのアプローチをご説明頂きました。
震災においては「情報伝達速度」と「インフラの停止」が、非常に問題が大きかったとの事です。複数の情報源から様々な形で伝達されてしまったため、例え情報が被災者に届いたとしても、いつ起きた話で今どうなっているのかがわからない事が多く、余計な混乱を招くなどの問題があったそうです。
また、わずかに生き残った通信インフラにはアクセスが集中し、満足に使えないという状況となりました。
その解決策としての「V-Low帯」に注目したとの事。
地デジとは何かから始まり、それにより新たに使用可能となった周波数帯「V-Low」を活用した輻輳のないPUSH型の情報配信システム、最大限に活かすための自治体との連携、それらの課題を1つずつクリアにしていき、実用化に向けて努力をされているとの事です。今後の発展が期待されます。
続いては株式会社 永和システムマネジメントの西村 直人様。
「なりたいエンジニアになるには」というテーマをユーモラスなスライドと軽快な口調で皆を惹きつけていました。
講演では「何のために努力をしているのか」「それによって得られる幸福とは」という形で、一つ一つ自分の目的を明確にする事で、自身を知る方法についてお話頂きました。
そして突然の聴衆参加型イベントとして、皆さんにもそれを書いて頂き、更に隣の人に意見をもらうという、非常に楽しい講演内容。
エンジニアに限らず、老若男女問わず、幅広い方に楽しんで頂けていました。
皆さん自分なりの意見を一生懸命相手に伝え、また相手の意見をしっかり聞くという、日頃中々無いような体験をされ、戸惑いながらも色々と考えていたようです。
■コミュニティLTでは東北のコミュニティを中心とした皆さんが楽しい話を提供してくれました!
トップバッターは仙台ITビジネス研究会の半澤満さん。仙台ITビジネス研究会のご紹介。今後飲み会的なイベントはチャットワークが中心となって行なっているIT飲み会に集約し、仙台ITビジネス研究会はスキルを高めるための勉強会へ集中していくとのことです。
続いてはせんだいスクールオブデザインの本江正茂先生。せんだいスクールオブデザインの紹介でラストにはかっこいい動画もあったのですが残念ながら時間切れ。動画はこちらのリンクからどうぞ!
東北情報セキュリティ勉強会の菊池崇仁さんは学生時代から勉強会企画に熱心だった方。勉強会のお菓子に力点をおいた美味しそうなLTだったのですが残念ながら時間切れ。12/1に仙台で勉強会を行うとのことです。
すくすくスクラム仙台からは菊川真理子さんが登壇。ご一緒に登壇した半谷さんはなんと赤ん坊を連れてくるという飛び道具!近々東京からゲストを読んだ勉強会を行うとのことです。
Fandroid岩手支部からは三上昌也さん。直前までスライドを作ってなかったとのことですが所属会社CRAVAの強みが伝わるクオリティの高いLTでした。そしてABC初(?)のモザイクが必要になるかもしれないシーンも!
S.O.ITからは軽部真子さん。S.O.ITは仙台市とフィンランドのOulu市の交流プロジェクト。ただ、今回のLTでは軽部さんのメイド服姿がすべてを持っっていってました!
笑顔311からは橘宏卓さん。橘さんは大学生でLT登壇者では最年少!笑顔311の番組「+Starters」と「IF I AM」について。「IF
I AM」は仙台の学生だけで作っている番組。http://www.ustream.tv/channel/ifiam
エフスタからは大久保仁さんを中心に大勢で福島から!なんと猪苗代湖ズの『I love you & I need you
ふくしま』を歌い、しかもiPadによる生演奏付き。内容は震災後の福島の現状について。重い話でしたがパフォーマンスも光るLTでした。
最後は東北デベロッパーズコミュニティから小泉勝志郎さん。残念ながらスライドを半分残しての時間切れ!Sendai.html5の紹介と11/9開催のStartup
Weekendの紹介でした。http://sendai.startupweekend.org/
皆さん短い時間の中でも個性が光る楽しいLTでした!
■地方支部LTでは、皆さん自分達の活動を様々な形で発表頂きました。
LTらしく、面白おかしく発表される方や真面目な報告を頂く方、直接参加できないためビデオレターでの出演、更には支部設立の発表までされるという、まさにAndroidらしい自由奔放さ。
一人5分という制約の中、できるかぎり多くの事を伝えたいという思いが皆さんあるようで、終了のドラがなった後も「後少し!」と続けられる方も多く見受けられました。でもルール違反ですからね(笑)
発表の途中では、中々プロジェクタに投影できないなどのトラブルもありましたが、まあそこをふくめて「LTらしさ」という事で…。
■A会場最後は、AndroidLTが行われました。
トップバッターは、sugi2009さん。
震災後のいわき市の様子を紹介していただくと共に旬のキーワードNFCのお話をしていただきました。あと少しのところでドラがなってしまいましたが、次回リベンジしていただきましょう。
二番手は、曽川義英さん。チームEGGというコラボ集団でのアプリ開発を通して実際に感じ気づいた5つの『誤解』のお話していただきました。
さて、ここからの3組は岐阜からの参加です。
地元宮城とも縁が深いFandroidを大垣で立ち上げられた國枝裕介さんのお話。
2011年夏に岐阜県人材育成事業から生まれた、だるまジャパンのお話を尾崎竜二さんから。
そして、先程のFandroid大垣でのArduonoを使った人感センサーで人が近づくと音楽が流れるアプリのお話やスマホアプリデベロッパー向けコワーキングスペースJamGarageのお話を尾崎慎一さんからしていただきました。
六番手は、Umed Khudoiberdievさん。タジキスタンから日本の企業へインターンシップでやってきた二十歳の学生さんです。Multi-Language
Dictionary Applicationのお話。
最後七番手は、伊藤祐司さん。プロセスワープ型システムの紹介とメリットをお話いただきました。
毎回恒例のLTトラックは、今回も27組により盛大に行われました。
LTトラックは登壇者数が他トラックに比べて格段に多いトラック。登壇者と連絡を釣る際は数の多さが大変でしたがそのぶんいろいろな方の話を聞けてとても楽しい時間になりました!