3/16 D会場 デザイン/WEBトラック
第一セッションは株式会社奇兵隊 森 様とgoma-apps デザイナー 山本様に 「世界200ヶ国で利用されるAndroidアプリをつくった、デザイナーとエンジニアの連携プレーのコツ」と題して昨年夏にデザインを大幅改修した時のご経験をもとに講演頂きました。
開発者がデザイナーに依頼するときに 機能の説明するのみでなく感情や感覚もあわせて依頼、ユーザーにどのような感情になってほしいか、そのためにどのような機能が必用かを考えて計画し依頼したということ。デザイナーとしてはイメージをつかみやすくなると思います。また、デザイナーの山本様は森様に出来上がった画像を受け渡し時にわかりやすいようドキュメントを制作するなど双方で連携しやすいようにつとめコミュニケーションをとっているのが印象的でした。参加者からは他言語対応時の文字表示に関しての質問もみられ、海外対応アプリへの関心も伺えました。
第二セッションは アドビシステムズ 轟 啓介様により 「モバイルコンテンツ制作を効率化するツールを使いこなせ 」と題し、2012年9月にアドビが発表した最新のWeb制作ツール群、Edge ツール & サービスを中心に、モバイルコンテンツ制作の観点でご紹介頂きました。
それぞれのツールで出来ることを実際に動かしながらわかりやすく説明頂き体感できました。
実機での確認が出来るので、コーディングに入る前にクライアントに動きまで確認してもらえる。イメージつかんでもらうことに適しています。 自動生成されたCSSをもとにカスタマイズして使用することも出来る。クライアントとの打ち合わせ時に実際にみてもらい確認しながら 進められるためクライアントと認識のぶれを最小限におさえて プロジェクトを進めることが可能になる。これからの仕事に是非取り入れたい機能満載でした。
第三セッションは、あんざい ゆき様による 「マルチデバイス対応と最近のアプリの傾向」と題し、
マルチデバイスに対応するためのチップスと最近のアプリの UI, UX の傾向について解説頂きました。
最近リリースされたアプリの傾向からレイアウトの特徴や色の傾向など実際の例をあわせて解説。ナビゲーションのパターン、色の傾向など最新の傾向をぎゅーーっと凝縮して理解できます。
傾向のあとで、マルチスクリーンに対応したレイアウトを行う場合のtips。dipとpixcelについて、Androidでマルチスクリーン対応する時の流儀など本当大切なことをわかりやすい資料に纏められていて、アプリの設計をするときにポイントとして考えなくてはいけない部分を理解できるご講演でした。
第四セッションは 吉川徹様による「jQuery Mobile 1.3 最新情報」と題して
jQuery Mobile 1.3で追加された、Responsive Web Designに対応しており、Responsive TableやResponsive Gridといった魅力的な機能や様々なウィジットや機能をご解説頂きました。
Panelウィジェット(横からスライドして出てくるパネル)やレスポンシブテーブル(スクリーンのサイズによってテーブルの列数が変化する) レスポンシブグリッドなどの特徴と使い方を解説頂きました。今すぐ使いたい新機能が追加されたjQuery Mobile 1.3ですが、年内もどんどん新バージョンにアップされ機能追加されるそう。これからもjQuery Mobileの動きは目が離せません。
第五セッションでは 長谷川恭久様に「コンテンツで改善する UI デザインの極意」と題して
セッションでは小さなテキストの工夫からはじまるデザインについて、幾つかのケーススタディーをみながら傾向と対策いただきました。
UIは色 ロゴ デザインに関してよく言われるけど 言葉に対して考えられていません。
コンテンツのないデザインはただの装飾になり、コピーライティングはインターフェイスデザインであり、ちょっとした言葉がアプリを定義します。利用者への共感をもち利用者の特定の課題に答えるように、どんな言葉でだとどのような行動を起こすかを考えてコンテンツを制作することが大事ということをとても理解できる内容でした。この講演はコンテンツ開発の根本的改善に大きく必要な内容だと思います。企画者、デザイナー、開発者、開発に関わるすべての方に知っていただきたい内容です。
第六セッションでは 株式会社ワイエスシーインターナショナル 井上 裕一様による
「ご当地ゆるキャラ壁紙を100作品作った上で分かったコラボや版権活用のノウハウなど【初心者~中級者向け】」と題して キャラクターをつかった 版権取得に関わる体験談をお話し頂きました。
キャラクターの見つけ方から利用するまでの版元との話の進め方の話しでは、利用にあたって地域のPRに繋がるかが理由が必用ということでした。地域と協力してお互いのPRに繋がる進め方がコレボレーション企画のキモだと思います。
最後はキャラクターも登場し楽しい講演となりました。
(N.K)
3/16 E会場 コミュニティトラック
第1セッションでは、大橋様に「Androidシステム設計に於けるSemantic webの考察」と題してご講演いただきました。
元ハードウェア屋から見たセマンティックウェブの可能性、そしてそれらのスマートフォンの技術への応用について講演いただきました。
第2セッションでは、日本Androidの会 福祉部 武藤様に「福祉医療を中心としたスマートフォンの活用について」と題して講演いただきました。
スマートフォンを使用した盲の方とのコミュニケーション手段としてスマート点字について紹介いただきました.
第3セッションでは、ロボット部(日本Androidの会 秋葉原支部) 清水様に「ロボット部活動と作品の紹介」と題して講演いただきました。清水様を含む4名の部のメンバーより部活動の紹介、作品の紹介・デモを行っていただきました。
第4セッションでは,AndroidでFirefosOS 浅井様に「FirefoxOSで広がるAndroid端末の世界」と題して講演いただきました。
現在,第3のモバイルOSとして注目を浴びるFirefoxOSの紹介とAndroid上での動作方法、そしてアプリ開発の手法について講演いただきました。
第5セッションでは,bumprecoder.com 牧内様に「Androidを飛び出したBump Recorder」と題して講演いただきました。
Android版bumprecoderの紹介と新しいバージョンの紹介、そしてWindows上で動作する新たなbumprecoderについて紹介いただきました。
(D.I)