今回のABCは、初めての地方開催、それも震災被災地での開催になります。
私たちは、「震災復興支援」をテーマに掲げて、ABCとICT ERAという2つのイベントが共存する「ICT ERA + ABC 2012東北」という形で、秋のイベントの開催準備を進めています。
ERAは、Earthquake Reconstruction Aid で、文字通り、「震災復興支援」です。もちろん、「新しい時代」という意味を重ねています。
ICT ERAは、IT業界全体で、ICTの新しい時代を展望する中で、あらためて、ICTによる震災復興支援を考えようというイベントです。また、全国のIT技術者に、広く、被災地の現状を知ってもらう場に出来ればと考えています。
私たちは、次のような目標を掲げています。
■ 震災被害を忘れない、風化させない
「ICT ERA + ABC 2012東北」の多くの参加者に、震災後1年半たった被災地の現状を伝えるとともに、あらためて、震災復興の課題を考え、様々な形で行動するきっかけを提供します。
■ 被災地でのIT産業の振興
被災地の経済復興の柱の一つとして、スマートフォン・クラウド等の新しいIT技術を活用した地域経済の活性化を位置づけ、その可能性を探ります。
■ IT技術を活用して災害に備える
遠くない将来に予想される災害に備え、人命の被害を最小限にとどめ、災害時の情報共有・コミュニケーションを最大限保証しうる、IT技術の利用を考えます。
■ Androidの開発とビジネスの全国交流
ABCは、Androidに関わる、すべての開発者・デザイナー・サービスの提供者・企業の、半年に一度の全国交流の場です。今年は、特に、地方の経験交流と、若い世代の交流を重視します。
IT業界で働く、全国の皆さんの参加を、また、「ICTの新しい時代」の担い手である、若い世代の参加を、心よりお待ちしています。
「ICT ERA + ABC 2012 東北」準備委員会