東北大学IIS研究センターの舘田です。
今回は「ICT ERA + ABC 2012東北」のタイトルにある、”ICT ERA”に直結する「震災復興」トラックの講演内容をご紹介します。
被災地である地元での震災復興の取り組みの中で、アーカイブデータ、広域医療、コミュニティ形成、ICT連携の講演が予定されています。また地元だけでなく首都圏からも、地震計、路面計測、放射線量測定、聴覚障害者支援など、様々な取り組みに関してご講演いただきます。
是非、ご参加ください!!
お申込みは →
https://www.android-group.jp/event/event14.html
H-1 13:00~13:30
東北IT新生コンソーシアム・庄司貞雄さん & 東北大学IIS研究センター・舘田
「”ITペアリング復興”への取り組みと連携」
震災後、地元IT企業と大学で設立した「東北IT新生コンソーシアム」 のご紹介と、東北大学IIS研究センターの施策である「ITペアリング復興」についてご説明します。
H-2 13:30~14:00
東北大学災害科学国際研究所 災害アーカイブ研究分野 准教授 柴山明寛さん
「東日本大震災アーカイブデータの利活用について」
東日本大震災に関するあらゆる記憶、記録、事例、知見を収集し、国内外や未来に共有する東日本大震災アーカイブプロジェクト「みちのく震録伝(しんろくでん)」についてご講演いただきます。
H-3 14:15~14:45
スマートドライブメーター製作委員会 牧内穂高さん
「路面段差計測アプリ「BumpRecorder」から見た 東北地方の被災状況と復興状況」
スマートフォンの加速度センサーとGPSを用いて、走行中の自動車の上下動から道路の凹凸状況を計測するアプリについてご紹介いただきます。また計測結果から、東北地方の震災後の復興状況をご報告いただけるそうです。
H-4 14:45~15:15
Earthquake visualization project 栗元憲一さん、 小田義也さん
「androidを使用したクラウド地震計と地震波動visualization project」
安価で従来の地震計に近い精度で測定が可能なクラウド地震計を開発し、地震波動をvisualizationするプロジェクトについてご紹介いただきます。地震に対する理解や対策の向上を狙ったプロジェクトです。
H-5 15:45~16:15
NEC 復興支援推進室 エグゼクティブエキスパート 影山達哉さん
「NECの復興支援への取り組み」
ICTによって復興と新しい街づくりを支援するNECのソリューションを「まちづくりコミュニティ形成支援システム」などの実例を交えてご講演いただきます。
H-5 16:15~16:45
宮城大学 事業構想学部 教授 富樫敦さん
「宮城県域をカバーする広域地域医療連携」
アンドロイドタブレットやipadを使い、対象地域に気仙沼、南三陸、石巻などが入っている医療連携プロジェクトについてご講演いただきます。大学の他、医療機関、製薬会社、訪問看護STからも協力を得ているそうです。
H-6 17:00~17:30
KDDI 伊藤篤さん
「災害時聴覚障害者支援システム」
災害時に、避難のアナウンスを聞くことができない聴覚障害者の方を支援するために開発された情報表示システムについてご講演いただきます。仙台市にある宮城聴覚支援学校と共同で評価を行なっているそうです。
H-7 17:30~18:00
(株)ウェブテクノロジ/(株)ウェブテクノロジ・コム 西田雅紀さん
「スマートフォンとクラウドを活用した放射線量測定システム」
広域で細密な放射線量マップを得ることで、放射線に対する不安や情報不足を解消することができる、スマートフォンとクラウドを活用した放射線量測定システムについてご講演いただきます。
いずれも被災地復興のための現在進行形の取り組みとなります。
多くのみなさまにご参加いただき、一緒に考えていただければと思います。