イベント開催報告 – 3/15(1)

3/15 基調講演

P3155211
基調講演は、

特定非営利活動法人 日本Androidの会 理事長 丸山不二夫による  「Androidの次の飛躍を考える — Webアプリ / HTML5開発の新しい動向」

明星大学情報学部情報学科コンピューター科学コース教授 河辺 峻 様による 「基調講演:明星大学情報学部におけるAndroidプログラミング教育について」

凸版印刷株式会社 情報コミュニケーション事業本部 TIC セキュアソリューション本部 寄本 義一様、ソニー株式会社 / 共用品ネット 塚本 薫様による
「特別講演:支援リクエスト機能をAndroid標準に」

と題したテーマでご講演頂きました。

3/15 A会場 メーカートラック

メーカートラックは、シャープ株式会社の重田様、富士通株式会社の本田様、太田様、株式会社ユビキタスエンターテイメントの清水様、
今村様、シャープビジネスコンピュータ株式会社の鵜川様の合計5つのご講演が行われました。
Android向けChipや、端末に搭載されているアプリ、ミドルウェア、現在開発中の端末などメーカートラックの名前の通り、かなりコアな内容が多いセッションでした。

最初のセッションは、シャープ株式会社の重田様によるご講演でした。
個人情報流出事件を未然に防ぐために、電話帳アクセスモニター機能を開発し、Androidアプリ開発者にも影響がすくなるなるように気をつけて開発を進めたようです。今後もユーザの利便性を考慮した端末を開発していくという心強いお言葉をいただきました。

2番目のセッションは、富士通株式会社の本田様、太田様によるご講演でした。
富士通スマートフォンに搭載されているヒューマンセントリック技術と、その技術で取得できる様々なデータにアクセスできるAPIを、デモを交えてご紹介頂きました。

3番目のセッションは、株式会社ユビキタスエンターテイメントの清水様によるご講演でした。
CES2013での発表されたenchantMOONを開発した背景をユーモア交えて紹介して頂きました。

4番目のセッションは、今村様によるご講演でした。
内容は、ChipSip社のワンチップAndroidソリューションの紹介と、ABCでは数少ないH/Wに関する講演で、普段プログラムしか書いていないエンジニアにも分かりやすくご説明をいただきました。

最後のセッションは、シャープビジネスコンピュータ株式会社の鵜川様によるご講演でした。
AndroidのBtoB活用に関する現状と課題について、面白おかしくご説明頂き、これからAndroidが業務に採用されていく兆しがあることを実感するようなご講演でした。

(H.N)

3/15 B会場 ビジネス/プラットフォーム

15日のBトラックでは、午後からカイト株式会社様、株式会社ディー・エヌ・エー様、株式会社NTTドコモ様、株式会社ANALOG TWELVE様、株式会社VOYAGE GROUP様よる5セッションを開催しました。

第一セッションでカイト株式会社の糸賀祐樹様より「コンテンツプラットフォームで実現するAndroidアプリのマネタイズ」と題してご講演頂きました。
アンドロイドアプリのマネタイズ方法からアドネットワークについてまで、幅広くAndroidに関わる収益化方法を実例を交えて解説いただきました。マネタイズ一辺倒ではなく、ユーザー本位に立ったUIや操作性など、共存・共生できる仕組みについてお話いただきました。

第二のセッションでは、株式会社ディー・エヌ・エーの紀平拓男様より「HTML5におけるAndroid端末間互換性」と題してご講演頂きました。
DeNAがHTML5における様々なミドルウェアを提供している中で発生しがちな問題点や課題について、どのように解決へ導いているかなど、実例を交えて解説いただきました。大きなプラットフォームになっているDeNAだからこそ、細心の注意を払って端末互換という課題に取り組んでいることが感じられます。

第三のセッションでは、株式会社NTTドコモの有田浩之様より「Androidが提供する新しい価値とは? ~スマートフォン/タブレット活用事例~」と題してご講演頂きました。
Androidの自由度をベースに、さまざまな付加価値を個人ユーザーや法人ユーザーに提供していくことによりお客様が求めている価値を的確に提供する重要性についてお話いただきました。また、高速通信サービスXiのエリア拡大についてもご解説いただきました。

第四のセッションでは、株式会社ANALOG TWELVEの小笠原健治様より「Androidが提供する新しい価値とは? ~スマートフォン/タブレット活用事例~」と題してご講演頂きました。
企業に届かないクレームが最も怖く、知らないうちに企業の悪評が広まってしまいます。そのサイレントクレームを企業から積極的にサポートし、問題解決や顧客満足度向上に繋げていく必要性について、実例を交えてお話いただきました。

問い合わせをしていないユーザにもサポートを提供することで感動してもらう
能動的なコミュニケーションにより積極的な感動体験を生み、かつ感動を波及させていく

第五のセッションでは、株式会社VOYAGE GROUPの小賀昌法様より「技術者が成長できる仕組み 其の1 〜 技術者の能力は技術者が評価 〜」と題してご講演頂きました。
専門性の高い技術者という職種の評価方法について、自社内での指標や実例をもとに解説していただきました。能力の高い技術者を公正に評価し、会社/社員両方の満足度を高められるであろうノウハウを具体的にお話いただきました。

(M.S)