開発環境の多様性

皆さん,こんにちは,実行委員長の石塚です.今回は,ABC2013Autumnのテーマ
「Road to Reborn ~ 多様性のその先に ~」の2つ目の柱である「開発環境の多
様性」に焦点をあててみたいと思います.これまでのAndroidアプリ開発
は,Dalvik仮想マシン上で動作するJava言語によって開発されたアプリが主流で
あり,また実行速度等の必要に応じてAndroid NDKを使った開発も行われてきま
した.過去のABCに参加された方々の大多数が上記の開発環境で手を動かしてき
た方々だと思います.昨今は,HTML5/CSS/Javascriptの技術進歩によって
Android OS/iOSのアプリをハイブリッドで開発可能なプラットフォームも登場
し,開発者の中で注目を集めています.また,FirefoxOS, TIZENといった新たな
HTML5ベースのモバイルOSの登場及び,AndroidにおけるChromeの立ち位置の変化
に伴って,Packaged Web Appを代表とするブラウザ駆動型のアプリも注目を集め
ています.日本Androidの会でもhtml5jの皆さんと共同イベントを行ったり,独
自で丸山先生にChrome Packaged Web Appを元としたhtml5アプリについての講演
で地方支部行脚をしていただいたりしています.これらの新しい開発環境につい
て開発者がどのように対応して行くのか? 果たしてAndroidにChrome Appが載る
のか? そんな話ができるプログラムが準備してこれからのアプリ開発のいろは
について語っていきたいと思います.

Nativeアプリの開発者だけでなくWebデザイナーさんやWeb技術者にも集まって欲
しいなぁという願いを込めて,ABCのプログラム作成に勤しみたいと思います.

それではまた次回