ワーキンググループ/勉強会?

概要

このページは、Android SDKのインストール手順についてのガイドです。

  • Android SDKは、ダウンロードしたZIPファイルを任意のディレクトリーに展開するだけで実行可能です。
    • Android SDK のセットアップが完了したら、エミュレータを実行してみましょう。
  • プログラムを開発するには Android SDK とは別に、開発環境のセットアップが必要です。
    • 勉強会WGでは、開発環境として Eclipse と ADT(Android Development Tools)プラグインを使用します。

Android SDK のインストール

ダウンロードした Android SDK のZIPファイルを展開し、PATH 環境変数の設定を行います。

Android SDKのダウンロードと展開

Android SDK のダウンロードと展開方法は以下の通りです。

  1. アンドロイドのトップページ(http://code.google.com/android/)から、"Download the SDK"を選択して、SDKをダウンロードします。
  2. 表示されるライセンスの内容を詳細して、最後の「I agree to the terms of the SDK License」にチェックをして、「continue」ボタンを押します。
  3. 入手したandroid-sdk-[windows or mac_x86 or linux_x86]-1.0_r1.zip-1.0_r1.zipを、お好みのディレクトリに展開します。
    • (たとえば、C:\Android\android-sdk-windows-1.0_r1など)
  4. 以下、展開したディレクトリーを<your_sdk_dir>と表現します。

PATH環境変数の設定

Android SDK のツールを使用するために、PATH環境変数を設定します。

  • Windows Vistaの場合には、メニューからコントロールパネルを開き、「システムとメンテナンス」の中の、「システム」を選択します。左のタスクの「システムの詳細」を選んで、開いたウィンドウの環境変数の中の、path環境変数に「<your_sdk_dir>\tools」を設定します。
  • Windows XPの場合には、スタートからコントロールパネルを開き、「パフォーマンスとメンテナンス」の中の、「システム」を選択します。「システムのプロパティ」ウィンドウが開くので、「詳細設定」タブの「環境変数」ボタンをクリック、path環境変数に「<your_sdk_dir>\tools」を設定します。
  • Mac, Linuxの場合には、~/.bash_profileなどに、以下の宣言を追加します。
    export PATH=${PATH}:<your_sdk_dir>/tools

新しいバージョンをインストールした場合には、この設定を変更するのを忘れないようにしましょう。

開発環境(JDK,Eclipse,ADT)のセットアップ

アンドロイドのドキュメントは、展開したディレクトリーのHTMLファイル(<your_sdk_dir>/documentation.html)に格納されています。都度、ドキュメントを確認しながら、作業を進めてください。

アンドロイドでプログラミングをするには、開発環境のセットアップが必要です。以下のソフトウェアは、すべて無料で使用することができますが、別途ダウンロードして、設定する必要があります。

英文のインストールガイドは、展開したフォルダーのトップにあるHTMLドキュメントの中の''「Installing the SDK」''の
節に記述されています。このページのリンクをたどったり、設定用の文字列をコピーしたりすると、タイプミスなどを
減らすことができますので、ブラウザで表示をしながら設定を進めましょう。

Java SE Development Kit (JDK)のインストール

まず、JDKをインストールします(以下、Windowsの場合の例)。

  1. 「Installing the SDK」ページの「JDK 5 or JDK 6」をクリックし、Javaのダウンロードのページ(http://java.sun.com/javase/downloads/index.jsp)を表示します。
  2. 最新の安定板(10/17現在は「JDK 6 Update 10」)をダウンロードします。
  3. プラットフォームでWindowsを選択し、ライセンスに同意して、「Continue」をクリックします。
  4. Windows Online Installationを選択し、ファイルをダウンロードして、実行します。
  5. ライセンスの画面が表示されますので、内容の確認後に同意をして、デフォルトの設定でインストールを行います。
  6. 完了の画面がでたらインストール終了です。

コマンドプロンプトを新たに立ち上げて、「java -version」と打って、インストールしたバージョンが表示されることを確認しておきましょう。

Eclipseのインストール

次に、Eclipseのインストールを行います(以下、Windowsの場合の例)。

  1. 「Installing the SDK」ページの「Eclipse」をクリックし、Eclipseのダウンロードページ(http://www.eclipse.org/downloads/)を表示します。
  2. Java開発用のパッケージである「Eclipse IDE for Java Developers Windows」を選択して、ダウンロードします。
  3. ダウンロードしたファイルを、「C:\eclipse」などのディレクトリーに展開します。
  4. 「C:\eclipse\eclipse.exe」をダブルクリックすることで、eclipseが起動されます。Welcomeの画面が表示されれば完了です。
    • 次回からの起動のために、デスクトップなどにショートカットを作成しておくと便利です。

ADT(Android Development Tools)プラグインのインストールとセットアップ

最後に、ADTプラグインをインストールとセットアップを行います。

ADT(Android Development Tools)プラグインとは、Eclipse上でアンドロイドのアプリケーションを開発するためのプラグインです。EclipseのGUI画面からインストールの設定ができます。「Installing the SDK」ページの「Installing the Eclipse Plugin (ADT)」の節を参照しながら、設定を進めましょう。

以下は、Eclipse 3.4 (Ganymede)の例です。3.3は、SDKのドキュメントを参照して設定してください。

  1. 「Help」メニューの「Software Updates」を選択
  2. 「Available Software」タブの「Add Site」ボタンを選択
  3. 開いたテキストボックスに「https://dl-ssl.google.com/android/eclipse/」を入力
  4. 「Developer Tools」をチェックして、「Install」をクリック
  5. 「Install画面」の「Android Development Tools」と「Android Editors」の両方がチェックされていることを確認して、「Next」を選択
  6. ライセンスを確認して、「I accept the terms of the license agreements」を選択して、「Finish」を選択
  7. インストールが終了後、Eclipseをリスタートする

ADTプラグインのインストールが終わったら、ADT に Android SDK のディレクトリーを設定する必要があります。この設定は、Eclipseのメニューからで行います。

  1. 「Window」メニューの「Preferences」を選択
  2. 「Android」を選んで、「Android Preferences」の画面を表示
  3. 「Browse」ボタンを押して、「SDK Location」に<your_sdk_dir>を設定する

インストール後の確認作業

エミュレータの実行

アンドロイドのエミュレータを実行してみましょう。

  1. Toolsディレクトリーのemulator.exeをダブルクリックして開きます。
    • 最初の起動は、領域の初期化が起動されるので、5分以上かかる場合があります。2回目以降も、マシンの速さによりますが、1,2分(Intel(R) Core(TM)2 Duo 1.20GHz Memory 2Gの場合)くらいかかります。
  2. 画面が表示されたら、右下の「Allボタン」を押して、インストール済みのアプリケーションの一覧を表示してみましょう
    • まず、「Browser」と書かれたボタンを押して、ブラウザを表示してみましょう。初期状態では、Googleのページが表示されるようになっています。ネットワークに接続されているPCであれば、このブラウザから実際に検索を行うことができます。