日本Androidの会(運営委員長:石塚 宏紀)および特定非営利活動法人日本Androidの会(理事長:嶋 是一)は、3月12日(土)に青山学院大学・青山キャンパスにて「ABC 2016 Spring」を開催します。
通算13回目のABC(Android Bazaar and Conference)となります。
テーマ
IoTの発展に向けたAndroidの新たな役割
ここ10年においてThe Internetに漂う情報に我々はスマートフォンを介していつでもどこでもアクセスできるようになり、コミュニケーションと情報共有のあり方が劇的に変わりました。
手のひらの中で新聞を読み、友人が感動した景色に共感し、好きな音楽や映像をいつでも楽しみ、自分の思いを多くの人へ瞬時に発信できる世界をさまざまなアプリが実現してくれます。スマートフォンの登場によって我々は、デジタルな情報に手を延ばせばすぐに届くようになりました。一方で、ネットワークに繋がっていない事象は、自らの感覚器(センサ)で知覚し、手足(アクチュエータ)を動かして確認せざるを得ませんでした。昨今、大いに期待されているIoTの世界は、人類が自らの心身を使わずとも外界のあるあらゆるモノを知覚し、そして操作可能にするものだと思います。インターネットによって人類は記憶とコミュニケーションの能力が拡張されました。IoTの発展によって人類はより物理的に身体の能力を拡張されることになるでしょう。
物理的な身体の拡張には、外界をあらゆる方面から知覚するセンサ(感覚器)、センサ情報を収集するネットワーク(神経回路)、集められた情報を分析し行動を指示するクラウド(脳)、指示に基いて行動するロボット(筋肉)の構成要素が連携する必要があります。我々にとって最も身近な情報機器であるスマートフォンは、さまざまな無線ネットワークを介して、周辺センサから情報を収集し、クラウドへと受け渡し、時にはクラウド側から他の機器に指示を伝搬する神経回路の役割を果たすことになります。 スマートフォンOSであるAndroidは、高度な処理能力を有した情報の中継器/判別器としての役割が大きくなると思います。つまり身体における反射のように、センサで知覚した情報を脳であるクラウドへ伝達すると同時に、Android自身が判断し筋肉であるアクチュエータへと命令を出すことが求められると思います。インターネット上で皆が使うクラウドに毎回お伺いを立てていては、処理が追いつきません。昨今TensorFlowや他機械学習機能をクラウド側で持つことによって皆から集めた膨大な学習データから高精度な分析モデルが容易に生成可能になってきました。当然1台のAndroidでは、ディープラーニングのようなモデル生成は不可能ですが、クラウド側で生成されたモデルを端末側で判別器として用いることは可能なのです。
Android Bazaar and Conference 2016 Springでは、IoTの発展に向けて、神経回路たるAndroidスマートフォンと関わるセンサ機器・組み込み機器、BLEや将来の5Gも含めた無線ネットワーク、そしてクラウド側のディープラーニングをはじめとする機械学習機能に焦点を当てたAndroidを中心とするIoTの体系的なカンファレンスと、センサ、スマートフォン、クラウドの連携を進め人類の機能拡張の可能性を感じられるバザール出展を集めた祭典にしたいと考えています。もちろんこれまで通り日本Androidの会コミュニティにとって最大の祭典として、コミュニティ活動を楽しむ皆さんをはじめ、電子工作を楽しむ皆さんやそこから生まれる新たなビジネスを模索する皆さんが交流が持てる場として盛大に盛り上がれればと思っています。2016年3月12日(土)に箱根駅伝2連覇の青山学院大学(青山キャンパス)にて皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。
★開催概要
・イベント名称 Android Bazaar and Conference 2016 Spring
(ABC 2016 Spring)
・日時 2016年3月12日(土)10:00〜 18:00
・会場 青山学院大学・青山キャンパス 17号館(東京都渋谷区渋谷4-4-25)
・参加費用 無料
・懇親会 イベント終了後に懇親会を開催予定(有料)
・主催 日本Androidの会・特定非営利活動法人日本Androidの会
・共催 青山学院大学
・公式サイト http://abc.android-group.jp/2016s/
・Twitter @androidgroup_jp ハッシュタグ #ABC2016S
・Facebook 日本Androidの会ページ
https://www.facebook.com/JapanAndroidGroup
※ 会場は都心部にあり、会場周辺の駐車場・駐輪場が非常に少ない状況です。会場へお越しの際は、できるだけ電車・バスなどの公共交通機関をご利用ください。(最寄駅:東京メトロ・表参道駅。各線・渋谷駅もご利用いただけます)
★バザール出展者募集について
只今、バザール(展示)の出展者を募集しています。今回のバザールでは、例年のABCよりも展示ブースを多めに展開する計画となっております。
第1次募集の締め切りは、2月5日(金)までです。
(応募順に選考。募集枠に余裕がある場合、2次追加募集を行います)
募集要項の詳細は、以下の出展申し込みフォームのページをご覧ください。
→https://goo.gl/IBSXbS
★一般講演希望者の募集について
今回のABC 2016 Springでは、一般講演枠(質疑応答を含み15〜20分程度)を公募します。
個々人の皆様やコミュニティーに関する活動、企業の最先端の取り組みなどを、15分〜20分程度(質疑応答含む)でご発表いただきたく思います。今回のABCはテーマを「IoTの発展に向けたAndroidの新たな役割」としていますので、AndroidのみならずIoT系を交えた発表も大歓迎です!
募集の締め切りは、2月5日(金)までです。
募集要項の詳細は、以下の一般講演発表申し込みフォームのページをご覧ください。
→https://goo.gl/5TRAjE
★イベント運営スタッフ募集について
ABC 2016 Springの開催にあたり、開催準備と当日の会場運営にご協力いただけるABC 2016 Spring運営スタッフを募集しております。
募集要項の詳細は、以下の運営スタッフ募集ページをご覧ください。
→https://goo.gl/F9MzCd
★メディアスポンサー/協力団体募集について
イベント運営スタッフグループでは、開催内容の告知や事後レポートなどの報道にご協力していただけるメディアスポンサー様や、団体会員への告知などにご協力いただける協力団体様を募集しています。
ご希望の団体様は下記電子メールアドレスまでお問い合わせください。
→E-mail: abc_info@android-group.jp
※「Android」はGoogle Inc.の商標または登録商標です。
※記載されている会社名、製品名、サービス名は各社の商標または登録商標です。
<日本Androidの会について>
日本Androidの会は2008年9月に設立した、日本におけるAndroidの普及促進を目指すコミュニティです。
その目的を達成するため、日本Androidの会には、開発者だけではなく、Androidに興味をもつすべてのユーザーが、法人・個人を問わず参加できるようになっており、会員数は20,000人を突破しました。現在の主な活動として、メーリングリストの運営、イベント・勉強会の開催、執筆活動等を行っています。
日本Androidの会 公式WEBサイト
→ http://www.android-group.jp/
Facebook 日本Androidの会ページ
→https://www.facebook.com/JapanAndroidGroup
<本リリースに関するお問い合わせ先>
E-mail: abc_info@android-group.jp
※ 電話でのお問い合わせは受け付けておりません。予めご了承ください。
※ 本プレスリリースと同一文章のPDFファイルを添付しております。